Sees株式会社シーズ

本商品はイーサリアムブロックチェーンを学ぶためのツールであり、
今後必要となってくるブロックチェーン技術者を育てるための初歩的な教育教材として、
ローカル環境でブロックチェーンを動作・確認ができる「箱庭」のようなシステムです。

イーサリアムはビットコインに次ぐ時価総額を誇る仮想通貨として有名ですが、仮想通貨のイーサリアム(ETH)はそのトークンに過ぎません。
イーサリアムはもともとスマートコントラクトを使用したオープンソースのブロックチェーンアプリケーション開発プラットフォームであり、このプラットフォームを利用した数多くの業務用アプリケーションが生まれています。

近年、ブロックチェーン技術を活用した分散型アプリケーション (DApps)が注目されています。イーサリアムブロックチェーンは、スマートコントラクトが「契約の自動化」をブロックチェーンで実現し、データをブロックチェーンに書き込むことができる柔軟性を備えていることから、DAppsへの応用が広まっています。

コントラクトは「契約」の意味ですが、イーサリアムブロックチェーン上で動く「マクロ」のようなものです。コントラクトを記述するための言語はいくつかありますが、現在の主流は「Solidity」(ソリディティ)という言語です。SolidityコンパイラはSolidity言語で書かれたソースをコンパイルしてマシン語を生成します。※マクロとは、複雑なコンピュータの操作を自動化するための技術をいいます。(例:Microsoft社Excelマクロ機能等)

コンセンサスは「合意」という意味で、ブロック生成に関する合意形成アルゴリズムのことです。管理者不在のブロックチェーンでは、不正なブロックを是正するために考えられたコンセンサスアルゴリズムが存在し、そのアルゴリズムにより不正なデータ改ざんを回避しています。イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムについては、商品購入後、学習の手引きをご覧ください。

コントラクトを利用することで、イーサリアムとは別の独自仮想通貨を作りだすことができます。独自仮想通貨ではコイン残高を管理する仕組みをコントラクトで作り、それをデプロイしてアカウントアドレス(ウォレット)ごとに残高を管理します。ただし、独自仮想通貨として認められるためには、独自のコンセンサスを要し取引所に上場する必要があり、未上場またはイーサリアムのコンセンサスを利用しているものは「トークン」という呼び方をします。

ブロックリスト、ブロックの内容、トランザクションの内容、ウォレット残高が一目瞭然!



まずは6つのサンプルのコントラクトを選択して、デプロイからトランザクションの実行まで行える!

Solidityで作った自作コントラクトの動作を確認できる!(例題もあるので簡単に作れます)
4つのコインの発行条件から選んで実行!

独自トークンの作成も可能!
( コインの発行条件はファイルのバックアップをした上で、自己責任の元、編集することが可能です。)
手動送金の他、自動ランダム送金でトランザクションを発生させられる!
換算機(Wei→Ether)で単位変換も容易にわかる!

| 内容 | - P - |
|---|---|
| 1. はじめに | 2 |
| 1.1. 動作環境 | 2 |
| 1.2. ライセンスについて | 3 |
| 2. インストール | 4 |
| 3. アンインストール | 9 |
| 内容 | - P - |
|---|---|
| 1. ご注意 | 3 |
| 2. インストール・アンインストール方法について | 3 |
| 3. 起動と停止 | 4 |
| 3.1. 起動 | 4 |
| 3.2. 停止 | 7 |
| 4. 操作方法 | 8 |
| 4.1. メイン画面 | 8 |
| 4.2. コントラクト選択ダイアログ | 18 |
| 4.3. コントラクトエディタ画面 | 21 |
| 4.4. 配置済みコントラクト一覧画面 | 23 |
| 4.5. 配置済みコントラクト詳細画面 | 25 |
| 4.6. コイン発行条件選択ダイアログ | 28 |
| 4.7. コイン発行条件実行画面 | 30 |
| 4.8. コントロールパネルダイアログ | 32 |
| 4.9. 換算機 | 37 |
| 5. 端末エミュレータでの接続 | 38 |
| 6. こんなときは | 41 |
| 内容 | - P - |
|---|---|
| 1. はじめに | 3 |
| 2. 基本のおさらい | 4 |
| 2.1. ブロックチェーンについて | 4 |
| 2.1.1. ブロックチェーンとはなにか | 4 |
| 2.1.2. 仮想通貨とブロックチェーン | 5 |
| 2.1.3. コンセンサスアルゴリズム | 6 |
| 2.1.4. 新たなコンセンサスアルゴリズム | 8 |
| 2.2. イーサリアムについて | 8 |
| 2.3. コントラクトについて | 9 |
| 2.3.1. コントラクトとは | 9 |
| 2.3.2. コントラクトを利用して独自仮想通貨をつくる | 9 |
| 3. 本システムについて | 11 |
| 4. うごかしてみる | 13 |
| 4.1. 送金の実行 | 13 |
| 4.2. コントラクトの実行 | 17 |
| 4.2.1. ソースの確認 | 17 |
| 4.2.2. デプロイ | 22 |
| 4.2.3. コントラクトの実行 | 25 |
| 4.2.4. 他のコントラクトの実行 | 28 |
| 4.3. コイン発行条件の実行 | 59 |
| 4.3.1. 選択 | 59 |
| 4.3.2. 実行 | 61 |
| 4.3.3. コイン発行条件のソースの確認 | 63 |
| 5. つくってみる | 70 |
| 5.1. コントラクトの編集と実行 | 70 |
| 5.2. コントラクトの新規作成と実行 | 72 |
| 5.3. コイン発行条件の編集と実行 | 82 |
| 6. おわりに | 83 |
| 7. 付録 | 84 |
| 7.1. 設定の変更 | 84 |
| 7.2. 本システムを使わずに手動でコントラクトをデプロイする | 86 |
| 7.3. イベントを監視するプログラムを実行する | 93 |
| 7.4. 本システムのソースを見る | 96 |
| 7.5. 演習問題の解答例 | 97 |
| 参照文献 | 108 |
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